蒲田1丁目共同住宅新築PJ

計画概要

<土地関連情報>
用途地域 準工業地域
建蔽/容積率 80% / 240%
敷地面積 62.7㎡ (18.96坪)
高度地区 第3種高度地区
日影規制 4m、5-3時間
接道 西4.0m私道に5.1m接道、北4m私道に6.7m接道
<建物関連情報>
構造 壁式RC地下1階地上4階建て
建築面積 41.9㎡(建蔽率:66.8%)
延床/施工床面積 146.72㎡ (容積率:234.01%)/ 208.89㎡
住戸 18.02㎡の1Rが5戸、18.63㎡の1Kが5戸

設計上のポイント:

★狭小角地の敷地を最大限生かした設計
★敷地と道路の高低差と角地を活かし天空率と斜壁で半地下1階から4階で5層に設計
★日常の利便性や狭さを感じさせない階段室の設計の工夫と気を付けたこと
★外観デザインにおいて
★素材 とテクスチャーの変化
★建物とその周辺環境との調和
★ローコストで割り切る
★狭小角地の敷地を最大限生かした設計

1光と風の最大利用:
-2つの方向からの自然光と風を受けることができるという特性を活用して、明るい室内空間と自然な風を生
かした快適な空間になるよう窓を配置した。

2視界の確保とプライバシーのバランス:
-角地は多くの視線を受けやすい場所なので、適切な窓の配置に配慮し、外部からの視線を遮断しながらも開
放感を保つように注意した。

3出入口の配置:
-近隣地へのプライバシーを保つため、計画建物と近隣地の玄関との直接視界が合わないように、出入り口の
距離と配置を考慮した。

★素材 とテクスチャーの変化

1各素材
-吹付塗装+ランデックス黒(パターン)+杉板型枠ランデックス黒+コンクリート打ち放しランデックス(パターン)+木目シー
ト(階段裏+玄関ドア)+スチール製フラットバー(階段手摺)+表札+植栽+照明+アプローチタイル(ベージュ)

2段差
-立体的な凹凸を作り、仕上げの見切りと影や光の具合によって視覚的な変化を出しメリハリが出るようにした。
(1階と2階の間の見切りボーダー窓下の杉板の段差と階段の凹凸。設計GLと道路と塀高さ)

3バランス:
-窓、ドア、その他の素材配置を、左右や上下のバランスと調和に気を付けた。

4ディテール:
-デザイン要素や装飾をシンプルにし、全体のデザインの調和に気を付けた。
★建物とその周辺環境との調和:
居住者の快適性や周囲との調和、建物のデザインなどの要素を総合的に考慮。隣地敷地への配慮で、離隔距離を適切に保ち、エアコ
ン室外機は屋上へ。給湯器は室内でFFとした。

1騒音の軽減と吹き出し口の配慮:
-屋上に室外機を設置することと室内給湯器を設置することで、住居内や隣接する敷地への騒音の影響を軽減し通行者や隣家への直
接吹き出し口が当たることが無いよう配慮した。

2離隔距離の確保:
-建築物同士の距離を適切に保つことで(壁芯から東側620ミリ、東側680ミリ)、日照権や風通しを確保し、プライバシーを保護し
た。

3建築物のデザイン:
-室外機や給湯器を目立たない場所に配置することで、建物の外観に気を配った。
-敷地の高低差を活かし、建物の機能や周囲の環境とも調和を考慮し、植栽や出入り口や窓の位置をずらし周囲の目線を遮りつつ調
和することを目指した。洗面室と浴室窓は横滑り押し日中開けていても目線が気にならないように配慮した。

4.地域の街並みの向上とやすらぎ:シンボルツリー(シマトネリコ)と目隠し(コルジリネ、ユッカロストラーダ、アガベなど)
として計画した。

地域の防犯対策に貢献:外構計画を効果的に照明を用い夜間でも明るさを確保と共用部に防犯カメラを設置し地域の防犯を向上
した。


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